「のし」と「水引」の違い

生活・文化

この記事では、「のし」と「水引」の違いについて説明します。のしと水引を同じものだと認識している人もいますが、この二つはまったくの別物です。

のしとは

のし

のしとは、慶事における贈答品に添える飾りのことで、弔事では使いません。紅白の紙を細長い六角形に折りたたみ、中に短冊形に切った黄色い紙を包んだものが一般的です。

元々のしとは「のしあわび」の略で、昔は薄く伸ばしたあわびを慶事における贈答品に添えていたことから「のし」という名前が付きました。あわびは長寿をもたらす縁起物の食材とされていたのです。現在は簡略化されてあわびの代わりに黄色い紙が用いられるようになりましたが、のしにはこのようなルーツがあります。

のしには様々なタイプがあり、前述のような紙製の「折りのし」、「のし」と文字で書いた「文字のし」、わらびをのしにデザインした「わらびのし」、松葉をのしにデザインした「松葉のし」などがあります。また、印刷されたものは一様に「印刷のし」と言います。

水引とは

水引

水引とは、贈答品にかける飾り紐のことです。のしと違い、慶事と弔事のどちらにも使われます。

水引の起源は定かではありませんが、一説によると、室町時代において中国からの輸入品に赤白の縄が縛り付けられていたことから贈答品に赤白の紐をかけるようになったと言われています。「水引」という名前は、こよりに水糊を引いて固めたものを紐として用いたことに由来します。

水引は、色・本数・結び方によって適したシーンが異なります。詳しくは別の記事で説明しているので、そちらをご覧ください。

水引の本数による意味の違い

2018.03.19

水引の色の種類

2018.03.19

水引の結び方の種類

2018.03.18

まとめ

  • のしとは、慶事における贈答品に添える飾りのことで、弔事では使わない
  • 水引とは、贈答品にかける飾り紐のことで、慶事と弔事のどちらにも使われる

それでは、また!