「該当」と「当該」の違い

日本語の使い方

この記事では、「該当」と「当該」の違いについて説明します。この二つは同じような意味の言葉に思えますが、いったいどのように使い分けるのでしょう。

「該当」とは

「該当」とは、「一定の条件に当てはまること」です。「該当する商品」と言うと、「その条件に当てはまる商品」という意味になります。その条件に当てはまる商品が三つあれば、その三つの商品すべてが「該当する商品」です。特定の一つを指すとは限らないので、フォーカスの範囲が広いイメージです。

「該当」は「該当する」のように動詞の形で使うことがありますが、「当該」は「当該する」のように動詞の形で使うことはありません。「~する」の形になる場合は「当該」ではなく「該当」を使いましょう。

「当該」とは

「当該」とは、「いま話題になっている事柄に直接関係すること」です。「当該商品」と言うと、「その商品」という意味になります。「該当」とは違い、特定の一つにフォーカスを当てているイメージです。

すでに述べた事柄について再度言及する場合、代名詞的に使うのが「当該」です。たとえば商品Aについて説明されている間は、商品名を言われなくても「その商品」だけで「商品Aのことを言っているんだな」とわかりますよね。「その商品」をかしこまった表現にすると「当該商品」になります。

「当該」は基本的に連体修飾語(名詞を修飾する語)です。「当該商品」「当該事件」「当該期間」のように、必ず後ろに名詞が続きます。「当該」を使う場合は後ろに名詞をくっつけるようにしましょう。

まとめ

  • 「該当」とは、一定の条件に当てはまることで、動詞として使うことがある
  • 「当該」とは、いま話題になっている事柄に直接関係することで、代名詞的に使い、後ろに名詞が続く

それでは、また!