「感心」と「関心」の違い

日本語の使い方

この記事では、「感心」と「関心」の違いについて説明します。この二つはどちらも「かんしん」と読みますが、意味はまったく違います。では、いったいこれらはどのようにして使い分けるのでしょう。

「感心」とは

「感心」には二つの意味があります。一つは「優れたものに心を動かされること」、もう一つは「驚きあきれること」です。前者は「彼女の勇気には感心する」のように、立派な部分や秀でている部分を素晴らしいと思ったとき、後者は「彼の図々しさには感心する」のように、卑しさやくだらなさに呆気に取られたときに使います。

「感心」は「感心する」のように、動詞として使うことがあります。一方、「関心」は「関心する」とは言いません。「~する」の形になる場合は「感心」を使いましょう。

「感心」は称賛の言葉として使えますが、目上の人に対しては使わないほうが良いです。目下の人に「感心しました」と言われると「馬鹿にされている」と感じる人もいるのです。「感心」の類義語である「感動」「感激」「感銘」などは目上の人に対しても使えるので、目上の人を称賛するときは「感動いたしました」「感激いたしました」「感銘を受けました」などと言いましょう。

「関心」とは

「関心」とは、「気にかけること」です。「興味」「好奇心」などの類義語に当たるので、これらを代わりに当てはめても意味が通じます。たとえば「政治に関心がある」は「政治に興味がある」とも言えますし、「周囲の関心の的」は「周囲の好奇心の的」とも言えます。

「関心」は「関心がある」のように、名詞として使います。一方、「感心」は「感心がある」とは言いません。前述のような意味の場合で、名詞の形になるときは「関心」を使いましょう。

まとめ

  • 「感心」とは、優れたものに心を動かされること、または驚きあきれることで、動詞として使うことがある
  • 「関心」とは、気にかけることで、名詞として使う

それでは、また!