「意思」と「意志」の違い

日本語の使い方

この記事では、「意思」と「意志」の違いについて説明します。この二つはどちらも「いし」と読み、意味も似ています。では、いったいこれらはどのようにして使い分けるのでしょう。

「意思」とは

「意思」とは、「思い・考え」です。単純に、思っていることや考えていることを指し、思考そのものを表す場合に使います。また、法律用語として用いられることが多いという特徴があります。

たとえば、「本人のイシを尊重する」と言う場合は「意思」を使います。尊重するのは思考そのものであり、それが積極的な気持ちかそうでないかなどは関係ないからです。「イシの疎通」「イシ表示」なども同じ理由で「意思」を使います。「志」より「思(思い)」の意味合いが強い場合は「意思」です。

「意志」とは

「意志」とは、「なにかをしようとする積極的な気持ち」です。単なる思い・考えであれば「意思」ですが、思考の積極性を強調する場合は「意志」になります。広い意味では「意志」も「意思」ですが、「意思」は「意志」とは限りません。また、「意志」には哲学・心理学用語として用いられることが多いという特徴があります。

たとえば、「イシの強い人」と言う場合は「意志」を使います。強いのは思考そのものというより、「痩せるために間食をやめる」「健康のために禁煙する」というような、「する!」という積極的な気持ちだからです。「イシを貫く」「イシ薄弱」なども同じ理由で「意志」を使います。「思(思い)」より「志」の意味合いが強い場合は「意志」です。

まとめ

  • 「意思」とは、思い・考えで、思考そのものを表す場合に使う
  • 「意志」とは、なにかをしようとする積極的な気持ちで、思考の積極性を強調する場合に使う

それでは、また!