コーヒーの1日の適量

生活・文化

この記事では、コーヒーの1日の適量について説明します。コーヒーの飲み過ぎは体に良くありません。習慣的にコーヒーを飲んでいる方は特に、適量を知ってその範囲内にとどめるようにしましょう。

コーヒーを飲むメリット

「毎日適量のコーヒーを飲むことは体に良い」と言われていますが、それはコーヒーに含まれる「カフェイン」にさまざまな効能があるからです。カフェインには、脳を興奮・覚醒させる作用や胃酸の分泌を促す作用があるので、コーヒーを飲むと眠気が覚めたり、集中力が続いたり、胃が軽くなったりします。

カフェインによる効果は、大体3時間ほど持続します。ですが、アルコールと同じようにカフェインにも強い人と弱い人がいますので、カフェインに弱い人、つまりカフェインの代謝が遅い人は、これより長く効果が持続する可能性があります。

カフェインが含まれているのはコーヒーだけではありません。実は、お茶・ココア・エナジードリンク・チョコレート・医薬品などにも含まれているのです。薬にまで使われているなんて、ちょっと驚きですよね。

コーヒーの1日の適量

コーヒーには、眠気を覚ます効果、集中力を維持する効果、消化を助ける効果などがあり、適量を飲むことは体にとってプラスになります。その「適量」について、欧州食品安全機関(FESA)は以下のように定めています。

1日あたりのカフェイン摂取許容量
  • 成人:400mg(5.7mg/kg)
  • 子ども:90mg(3mg/kg)
  • 妊婦・授乳婦:200mg

上記の許容量は、体重によっても変わってきます。成人の場合は1kgあたり5.7mg、子どもの場合は1kgあたり3mgなので、たとえば成人で体重50kgの人は285mgが適量ということになります。妊婦・授乳婦は体重に関係なく、200mgが上限です。

カフェイン400mgは、コーヒー1杯(150ml)を80mgとして換算すると、5杯分になります。コーヒーカップで飲んだときの量が大体150mlほどです。マグカップはもっと容量が大きく、ものによっては2倍の300mlほど入ります。マグカップで飲む場合は5杯も飲むと過剰摂取になってしまうので気をつけましょう。

コーヒーを飲みすぎるとどうなる?

このようにコーヒーに摂取上限が設けられているのは、カフェインを摂りすぎると健康を損なうおそれがあるからです。不眠症、吐き気、めまい、震え、心拍数の増加、興奮、不安などの健康被害をもたらすことがあり、場合によっては不整脈や筋肉の細胞が壊れるなどの現象が起こります。つまり、体調が悪くなるだけでなく、死に至るケースもあるのです。

実際、カフェインの摂りすぎが原因で亡くなった人がいます。2015年12月、九州地方に住む20代男性がカフェイン中毒で亡くなりました。男性は亡くなる1年以上前から眠気覚ましにエナジードリンクを常用していたそうです。また、胃の中からはカフェインの錠剤も見つかったと言います。

「コーヒーを飲みすぎたとしても、ちょっと寝つきが悪くなるくらいでしょ?」と思っている人も多いと思います。ですが、コーヒーを飲みすぎることのデメリットはそれ以上に深刻です。過剰摂取にならないよう、適量をしっかり守りましょう。

まとめ

  • コーヒーに含まれるカフェインには、眠気を覚ます効果、集中力を維持する効果、消化を助ける効果などがある
  • カフェインはコーヒーだけじゃなく、お茶・ココア・エナジードリンク・チョコレート・医薬品などにも含まれる
  • 1日あたりのカフェイン摂取許容量は、成人で400mg(5.7mg/kg)、子どもで90mg(3mg/kg)、妊婦・授乳婦で200mg
  • コーヒー1杯(150ml)あたりのカフェイン量を80mgとすると、1日5杯が成人の上限
  • カフェインを摂りすぎると、健康を損なうおそれがあり、最悪の場合死亡する

それでは、また!