「ml」と「cc」と「g」の違い

生活・文化

この記事では、「ml」と「cc」と「g」の違いについて説明します。これらの単位はレシピによく出てくるので、違いを知っていると分量を測るときに迷わずに済みます。

体積と質量

「ml」と「cc」と「g」の違いを理解するには、まず体積と質量について理解する必要があります。

体積というのは、立体が空間で占める大きさのことで、「嵩(かさ)」とも言います。これに対し質量というのは、物体に含まれる物質の量のことです。体積は容器に入れて測り、質量は秤にかけて測ります。簡単に言うと、「体積=大きさ」で「質量=重さ」なのです。

体積は「質量÷密度」、質量は「体積×密度」、密度は「質量÷体積」で求められます。単位が「g/cm3」の場合の密度は、水に対する比重とほぼ同じになるので、水に対する比重が1の場合、それは密度1g/cm3であるとも言えます。

たとえば「体積が100cm3、水に対する比重が0.5の物体の質量(g)」は、「100×0.5」をすれば求められるわけです。答えは50gなので、体積は質量と同じになりません。これがもし比重1であれば100×1=100なので、体積は質量と同じになります。

「ml」と「cc」と「g」の違い

体積と質量についてここまで説明してきたのは、「ml」「cc」「g」の三つの単位が、体積と質量の二つに分けられるからです。「ml」と「cc」は体積の単位で、「g」は質量の単位になります。「ml」は液状の医薬品・化粧品の容量や、レシピの分量の単位として、「cc」はエンジンの排気量の単位として、「g」は量り売りの食材やレシピの分量の単位として用いられます。

「ml」と「cc」はまったく同じなので、100mlは100ccとも言えますし、200ccは200mlとも言えます。「cm3」も同じ体積の単位なので、「ml=cc=cm3」と覚えておきましょう。

「g」は体積の単位ではないので、必ずしも「ml」や「cc」と同じになるとは限りません。しかし、密度1g/cm3(水に対する比重1)の場合、「g」は「ml」や「cc」と同じになります。たとえば、酢は水に対する比重が1なので、100ml=100gと言えます。しょう油は水に対する比重が1.15なので100ml=115g、はちみつは水に対する比重が1.4なので100ml=140gとなります。

食品の水に対する比重は、計量スプーン・計量カップによる重量表にまとめられています。調味料などを「ml」や「cc」から「g」に変換したい方はこちらのページを参考に計算してください。

まとめ

  • 「ml」とは、体積の単位で、「cc」と同一
  • 「cc」とは、体積の単位で、「ml」と同一
  • 「g」とは、質量の単位で、密度1g/cm3(水に対する比重1)の場合は「ml」や「cc」と同一

それでは、また!