「行為」と「行動」の違い

日本語の使い方

この記事では、「行為」と「行動」の違いについて説明します。この二つは同じような意味の言葉に思えますが、いったいどのように使い分けるのでしょう。

「行為」とは

「行為」とは、「意志・目的を持って意識的になにかをすること」です。「おこない」という意味では「行動」と同じですが、「行為」と「行動」は「無意識のおこないを含むかどうか」という点で大きな違いがあります。「行為」は無意識のおこないを含まないので、条件反射的なものは「行為」とは言いません。

「行為」は、「背信行為」「第三者の行為」「職務上の行為」「親切な行為」「みだらな行為」といった使い方をします。自覚的な意図が存在するものなので、「行為」と呼ばれるおこないは、行為者の法的責任や道徳的善悪が問われたり、ある結果に収束したりします。

「行動」とは

「行動」とは、「実際に身体を動かしてなにかをすること」です。「おこない」という意味では「行為」と同じですが、無意識のおこないを含むという点で「行為」とは違いがあります。たとえば、無意識に貧乏ゆすりをすることは、「行為」ではなく「行動」となります。

「行動」は、「団体行動」「求愛行動」「行動を起こす」「行動を共にする」「行動する」といった使い方をします。「行為」は「行為する」とは言わないので、「行動する」のように動詞的な使い方をするのは「行動」だけになります。「行動」は無意識のおこないも含む分、「行為」より幅広い意味を持つので、「行為」と迷った場合は「行動」を使うと良いでしょう。

まとめ

  • 「行為」とは、意志・目的を持って意識的になにかをすることで、無意識のおこないは含まないい
  • 「行動」とは、実際に身体を動かしてなにかをすることで、無意識のおこないを含む

それでは、また!