「沿う」と「添う」の違い

日本語の使い方

この記事では、「沿う」と「添う」の違いについて説明します。この二つはどちらも「そう」と読み、意味も似ています。では、いったいこれらはどのようにして使い分けるのでしょう。

「沿う」とは

「沿う」とは、「主となるものから離れないようにする」です。対象が長く続いているものや希望・方針などのときに使います。道路にそった所の意の「沿道」、物事の移り変わりの意の「沿革」(ここでの「沿」は前によって変わらない意)などに「沿」という漢字が使われていることを考えると、「沿う」の意味を理解しやすいです。

「沿う」は、線路・道路・川・海などの長く続いているもの、希望・方針などに対して使うので、「線路に沿って歩く」「要求に沿った回答」といった使い方をします。あるものに並行した形で続いていることを表わすときに使うのが「沿う」です。

「添う」とは

「添う」とは、「離れずにそばにいる」「付け加わる」です。旅行業者などの係員が乗客の世話や案内のために同じ乗り物に乗る意の「添乗」、別のものを加える意の「添加」などに「添」という漢字が使われていることを考えると、「添う」の意味を理解しやすいです。

「添う」は、「長年連れ添った夫婦」「趣が添う」といった使い方をします。前者は「離れずにそばにいる」という意味に、後者は「付け加わる」という意味になります。別々のものがくっつくことを表わすときや、すでにあるものに新しいものが合わさることを表わすときに使うのが「添う」です。

まとめ

  • 「沿う」とは、主となるものから離れないようにする意で、長く続いているものや希望・方針などに並行した形で続いていることを表わすときに使う
  • 「添う」とは、離れずにそばにいる、付け加わる意で、別々のものがくっつくことを表わすときや、すでにあるものに新しいものが合わさることを表わすときに使う

それでは、また!