「写す」と「映す」の違い

日本語の使い方

この記事では、「写す」と「映す」の違いについて説明します。この二つはどちらも「うつす」と読み、意味も似ています。では、いったいこれらはどのようにして使い分けるのでしょう。

「写す」とは

「写す」とは、「原物をまねてそのとおりにかき表す・つくる」「見聞したことを絵や文章で表現する」「フィルムに収める」です。簡単に言うと「対象物と同じものやそっくりなものを別につくる」という意味になります。「模写する」「模倣する」「描写する」「撮影する」などへの置き換えが可能なので、これらの言葉に置き換えてみて違和感がなければ「写す」を使うようにしましょう。

具体的には、「黒板の文字を写す」「他人の作品を写す」「情景を写す」「花を写す」のように使います。すべて「対象物と同じものやそっくりなものを別につくる」という意味の文ですし、それぞれの「写す」を1番目から順に「模写する」「模倣する」「描写する」「撮影する」と別の言葉に置き換えることができます。

「映す」とは

「映す」とは、「物の形や姿を他の物の表面に現す」「ある物事の影響を他のものに現し示す」です。簡単に言うと「対象物やその影響を外から見えるようにする」という意味になります。「投影する」への置き換えが可能なので、この言葉に置き換えてみて違和感がなければ「映す」を使うようにしましょう。

具体的には、「資料をスクリーンに映す」「鏡に姿を映す」「時代を映す流行語」のように使います。すべて「対象物やその影響を外から見えるようにする」という意味の文ですし、三つとも「映す」を「投影する」に置き換えることができます。

まとめ

  • 「写す」とは、対象物と同じものやそっくりなものを別につくることで、「模写する」「模倣する」「描写する」「撮影する」などへの置き換えが可能
  • 「映す」とは、対象物やその影響を外から見えるようにすることで、「投影する」への置き換えが可能

それでは、また!