落とし蓋を使う意味

生活・文化

この記事では、落とし蓋を使う意味について説明します。煮物のレシピでは落とし蓋をするよう書かれていることが多いですが、なぜ落とし蓋をしなければいけないのでしょう。普通にフタをするのとではなにが違うのでしょうか。

落とし蓋を使う意味

落とし蓋とは、おもに煮物を作る際に材料の上にかぶせて使うフタです。サイズは調理に使う鍋の直径よりひと周り(2~3センチ)小さいサイズが最適と言われています。

落とし蓋には三つの特徴があります。筑前煮、豚の角煮、カレイの煮つけといった煮物のレシピには「落とし蓋をして◯分ほど煮込む」と書かれていることが多いですが、これは落とし蓋の特徴を利用することで経済的かつおいしく煮物を作ることができるからです。以下がその特徴となります。

  • 煮汁の対流と熱効率の向上を促し、短時間で煮含める。
  • 材料の移動を防ぎ、煮崩れを防ぐ。
  • 材料の嫌なニオイを逃がす。

煮汁がフタに当たって対流しやすくなったり、煮汁の急激な蒸発が抑えられて熱効率が上がったりすることで、短時間で材料に味を染み込ませることができます。また、材料を押さえることで煮崩れを、鍋との間に隙間を作ることで嫌なニオイがこもるのを防ぐことができます。普通のフタは保温やゴミの侵入を防ぐために使うものなので、煮物には落とし蓋のほうが適しています。

落とし蓋として使えるもの

落とし蓋は市販のものだと、木製・ステンレス製・シリコン製などがあります。木製の場合、材料のニオイの吸着や張り付きを防ぐため、使用前にしばらく水で湿らせる必要があります。

代用品として使えるものには、アルミホイルやクッキングシートなどがあります。どちらの場合も使い捨てになりますが、鍋より少し大きめに切る→クシャッとさせてから広げる→鍋に合わせて丸く折り曲げる→中心部とその周りに何箇所か小さな穴をあける、という手順で簡易落とし蓋を作ることができます。落とし蓋がない場合はこういった代用品を利用すると良いでしょう。

ただ、アルミホイルは長時間煮込む場合には向きません。アルミが溶け出して材料に付着してしまうことがあるので、心配な場合はアルミホイルではなくクッキングシートを使うようにしましょう。

まとめ

  • 落とし蓋は、短時間で煮含めたり、煮崩れを防いだり、嫌なニオイを逃がしたりするために使う
  • 落とし蓋はアルミホイルやクッキングシートなどで代用できるが、アルミホイルは長時間煮る場合には向かない

それでは、また!