香典の渡し方《後日の場合》

生活・文化

この記事では、香典の渡し方を後日の場合に絞って説明します。「遠方で行けなかった」「訃報を後から知った」などの理由で当日に香典を渡せなかった場合、どう香典を渡せば良いのかがわかります。

郵送するor自宅に伺う

香典を渡すのが後日になる場合は、「郵送で送る」か「自宅に伺って直接渡す」かのどちらかになります。どちらにするかは自由ですが、自宅に伺って直接渡す場合は、事前に遺族に許可をとっておく必要があります。突然押しかけるのはNGです。

郵送する場合

郵送で送る場合は、香典とお悔やみ状を現金書留封筒に入れて遺族の自宅宛に送付します。現金書留封筒は、郵便局窓口にて購入することができます。

お悔やみ状には、弔問に伺えない理由とそのことに関するお詫び、遺族を気遣う言葉などを書きます。「拝啓」などの頭語や「敬具」などの結語、時候の挨拶は不要です。なお、弔問に伺えない理由は詳しく書く必要はありません。「遠方のため」「立場上」「やむを得ない事情で」などで大丈夫です。

自宅に伺う場合

自宅に伺って直接渡す場合は、先に述べたとおり、事前に遺族に弔問の許可をとっておきます。黒以外の平服で、香典、数珠、お供え物などを持って伺いましょう。

遺族に出迎えられたら、まず最初に玄関先で「この度はご愁傷様でございました。心からお悔やみ申し上げます」などとお悔やみの言葉を述べます。室内へ上がるように勧められた場合は別ですが、特になにも言われなかった場合は、「心ばかりですが、どうぞお納めください」などと言って香典とお供え物を差し出し、失礼します。

室内へ上がるように勧められた場合は、お線香をあげさせてもらいましょう。遺族に許可を得てから祭壇の前に正座し、祭壇に香典とお供え物を置いたら、線香に火をつけて遺影に向かって合掌します。線香をあげ終わったら、座ったまま遺族のほうに向き直って一礼しましょう。その後は思い出話などをしてから失礼します。あまり長居はしないほうがいいので、5分以上居座らないようにしましょう。

なお、線香をあげる際は以下の点に注意してください。

  • 祭壇の前に座布団が敷いてある場合は横にずらして床に直接座る
  • 香典は自分から表書きが読める向きで置く
  • お供え物が祭壇に載らない場合は紙袋を敷物として床に置く
  • 線香は必ずろうそくの火からつけ、マッチで直接つけない
  • 線香の火は息を吹きかけて消さず、片手で仰ぐか真下にサッと引くかして消す
  • おりんは鳴らさない

渡すタイミングと表書きに気をつける

香典を渡すのが後日になる場合、渡すタイミングや表書きなどにも気をつける必要があります。訃報を早くに知った場合は四十九日までに、訃報を遅くに知った場合はその後なるべく早くに渡します。表書きは、四十九日前の場合は「御霊前」、四十九日後の場合は「御仏前」です。

ちなみに、香典の金額については、渡すのが遅れたからと言って上乗せする必要はありません。金額は自身の年代や故人との関係性で決めるのが妥当です。

まとめ

  • 郵送で送る場合は、香典とお悔やみ状を現金書留封筒に入れて遺族の自宅宛に送付する。
  • 自宅に伺って直接渡す場合は、香典、数珠、お供え物などを持ち、黒以外の平服で伺う。
  • 訃報を早くに知った場合は四十九日前に、訃報を遅くに知った場合はその後なるべく早くに渡す。
  • 表書きは、四十九日前の場合は「御霊前」とし、四十九日後の場合は「御仏前」とする。

それでは、また!