「順次」と「逐次」の違い

日本語の使い方

この記事では、「順次」と「逐次」の違いについて説明します。この二つは同じような意味の言葉に思えますが、いったいどのように使い分けるのでしょう。

「順次」の意味と使い方

「順次」とは、「順序に従って物事をするさま」という意味の言葉です。「順序」とは「ある基準に従った配列」で、五十音順・年齢順・身長順といった「一列に並ぶ際の並び方のルール」を指します。つまり「順次」は、順番にはこだわらず、並び方のルールにだけ従っておこなうときに使うのです。

たとえば、「到着順にバスに乗ってほしい」ということを伝えたいときは、「到着された方から順次バスにお乗りください」と言います。到着順というのは、あらかじめ「1番目はAさん、2番目はBさん、3番目はCさん……」というふうに順番が決められているわけではない並び方のルールだからです。誰が何番目になるかは当日まで誰にもわかりません。

「逐次」の意味と使い方

「逐次」とは、「順番に従って物事をするさま」という意味の言葉です。「順番」は「ある配列に従って次々にその事に当たること」で、1番目・2番目・3番目といった「配列を構成する中の一つ一つ」を指します。つまり「逐次」は、決まった順番があり、それにきちんと従っておこなうときに使うのです。

たとえば、「受験番号順に面接をおこなう」ということを伝えたいときは、「受験番号順に逐次面接をおこないます」と言います。受験番号はあらかじめ決められているものなので、その順番でおこなうのであれば、「1番目はAさん、2番目はBさん、3番目はCさん……」というふうに誰が何番目になるか最初から決まっているからです。

まとめ

  • 順次:順序に従って物事をするさま。順番にはこだわらず、並び方のルールにだけ従っておこなうときに使う。
  • 逐次:順番に従って物事をするさま。決まった順番があり、それにきちんと従っておこなうときに使う。

それでは、また!